小児の顎関節症について

横浜で開業してから、半年が経ちました。

その間、顎関節症のみならず、ぎっくり腰、五十肩、足底筋膜炎などの整形疾患や更年期障害、冷え性、頻尿なと様々な疾患に携わることができたことに感謝するとともに、更に精進していこうと思っております。

 

さて、約20年小児、矯正歯科、障害者歯科、摂食嚥下リハビリテーションと多方面から口の中の障害を診てきましたが、最近小児の顎関節症が以外と多くなってきていると感じています。

基本的に、小児は成人に比べて顎関節症になりにくいです。

 

理由としては、

 

(1)顎関節が柔軟なのでダメージが蓄積されにくい。

(2)乳歯が永久歯に比べて柔らかいため、歯ぎしりをしても乳歯が削れるだけで、顎関節にダメージが行きにくい。

(3)ダメージの蓄積期間が短い。

などが挙げられます。

しかし、最近になって、顎が開きづらい、顎が痛いと訴えて来院されるお子さんが増えてきているのも確かなことです。

 

治療法は、成人と違ってまずは鍼を刺さず、置き鍼のような刺さない鍼で対処していきます。

刺さないので痛くないためお子さんに受け入れやすいからです。

症状が重い場合や高学年のお子さんには、成人と同様の鍼で治療していきます。

ご相談お待ちしています。